森林技術員募集

林業とスキー選択肢が魅力

大浦 陽一さん(38 )
千葉県から

私が「緑の雇用」を知ったのは、ある映画を見てから林業の事を調べていた時である。千葉県から移住し、森林組合の技術員として山の仕事をしながら、３年間で座学、関連資格の取得・実技研修を通して知識や技術、日本の林業の未来や課題などを学んだ。山での仕事はとても素晴らしく、人間のちっぽけさや自然の雄大さを肌で感じた。研修や現場で学んだおかげで、下刈りや間伐の作業を事故もなく安全に行えている。 林業が衰退し世界に遅れをとっていた日本だが、ここ数年は急速に機械化が進み作業の効率化や収益率の改善がすすんでいる。
南魚沼市では春~夏は林業、冬はスキー場や除雪の仕事もあり、夏と冬の仕事の違いや選択肢の多さもこの土地の魅力の一つだ。これから四季を感じながら自然と共生し、この素晴らしい仕事に携わっていきたい。

森林技術員　大浦　陽一

平成２９年から令和２年にかけての３年間、緑の雇用研修に参加させて頂きました。研修ではチェーンソーや刈払機の安全な取り扱い方やメンテナンス方法、林業に係わる多様な免許の取得、そして森林整備の概要をわかりやすく教えて頂きました。 その中でも特に勉強になったことは伐採の実技講習で、例えば、杉の木を一本伐採するにも山の地形や周囲の状況、天候、自身の体調などをしっかりと把握したうえで、頭上、周囲の安全確認、伐倒方向、退避場所、受け口や追い口の深さ、角度、などなど、それら全てを勘案し木を倒す作業をする……。当初自分が想像していたよりもずっと大変なものでした。チェーンソーを持っている手にも無駄な力が入ると切り口が曲がったり余計に切りすぎたり、場合によってはキックバックを起こす要因にもなりかねません。
「木を見て森を見ず」ではありませんが、手元の事ばかり気を取られていても、周りの事ばかり気にしていても良くないものだと思いました。また、林業は全業種の中でも抜きん出て事故率が高いとのデータがありました。実際、緑の雇用期間中だけでも同期の方のチェーンソーによる切傷事故や高所からの転落事故を耳にしました。常に危険と隣り合わせであることを自覚し、安全に作業していきたいと思います。
南魚沼森林組合にお世話になって今年の春で５年目を迎えます。まだまだ半人前ですが、偉大な先輩方の背中をなんとか追いかけて、一丸となって先人達からの財産を受け継いでいきたいと思います。

森林技術員　　金本　茂之

針・灸師辞め自然が良くて

金本 茂之さん（41）
富山県から